DCTを採用した新しいMINIに賛否両論。一押しグレードは?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦
今回のモデルチェンジの目玉はダブルクラッチ(デュアルクラッチ=DCT)の採用だ。6MTは従来通りだが、クーパーS、クーパー、ワンは7速ダブルクラッチ式ATに、ジョンクーパーワークスは8速トルコン式ATになった。
ノーマルモードで走る限り、トルコンATの旧モデル以上にシフト制御が穏やかになったのではと感じる。アクセル操作への反応にDCTならではのダイレクト感は出ているが、ターボが力強く回る回転数より低い1400rpm程度を常用するのだ。必要に応じてキックダウンはするが、シフトショックを嫌っているのかなかなかキックダウンしない。こうなると(ターボが働かなくても)エンジントルクのある排気量の大きいエンジンの相性が良く、クーパーSがオススメになってくる。
それにクーパーSの場合、スポーツモードにすると特性が大きく変わる。ノーマルモードの、80km/h前後なら7速/1200rpm前後で走ろうとするエコな制御から一転、2500rpm前後を積極的に使いだす。ターボも準備万端でアクセルを踏めば瞬時に反応して力強い加速を開始する。もちろんアクセルオフへの反応も鋭く速度コントロールしやすく、スポーティにも走りやすい。
加えて排気音が刺激的だ。このモードなら以前のMINIのように気持ちが高揚するが、そうなってくると荒々しさと上質さを兼ね備えたBMWのパフォーマンスモデルが思い浮かんできてしまう。以前のクーパーSは電子制御ダンパーを駆使しても、ちょっとしたギャップでガツンと跳ねたり、わだちでハンドルをとられるような俊敏さゆえのスリリングな動きがあり、それをねじ伏せながら格闘するように走らせる独特の楽しさがあったが、新型はクルマと調和してさらなる速さを楽しむような味付けになったからだ。
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